



実は、理学療法士の年収は
平均年収よりも年収中央値の方が実情に近い
という実態があります。
PTの年収中央値と平均年収の違いについて
正しく理解することで、理学療法士は
平均年収よりも年収中央値が重要である
ということが分かるでしょう。
以下より、理学療法士の年収中央値について
詳しく解説していきますので、PTとして
理想の年収を実現するヒントを手に入れてください。


リハネコ
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- PTの年収中央値と平均年収の違いについて
- PTの年収中央値の実態について
- PTは年収中央値が重要な理由
- PTで年収を上げる方法
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なぜ、理学療法士は平均年収よりも年収中央値が重要なのか?
この理由は、年収中央値の方が実際に多くのPTが貰っているであろう年収値と近い値になるからです。
理学療法士の年収中央値の重要性を理解するには、「平均年収」と「年収中央値」の明確な違いについて知ることが必要になります。
この2つは似ていますが、実は年収中央値の方がより実態に近い年収の数値になっています。
- 年収中央値とは、収入を低い順に並べた中央の値
- 平均年収とは、全ての年収を合計し人数で割った値
年収中央値は、多くの理学療法士が稼いでいる年収と近い値になりますが、平均年収は一部の高収入の方の影響を受けやすく、実態よりも高い数値になる傾向があるということです。
平均年収は、全員の年収を合計して人数で割った値
PTの平均年収は、すべての理学療法士の年収を合計し、その人数で割った値です。
つまり、平均年収は全体の収入の傾向を知るためには便利ですが、一部の高収入者がいると実際に多くのPTが稼いでいる年収よりも高い数値になってしまう傾向があります。
- PT全員の年収を合計し、人数で割った値
- 一部の高所得者の影響を受けやすい
例えば10人の理学療法士がいたとして、その内9人が年収350万円で1人が1,000万円だった場合、平均年収は415万円になります。
この場合は9割以上の理学療法士が年収350万であるのに対し、平均年収は65万も多くなってしまいますね。
このように、平均年収は一部の高収入の方の影響を受けやすいです。
特に理学療法士のような収入の幅が大きい職業では、実際に多くの人が貰っている年収と平均年収とでは数値に差が開いてしまうことがあります。



理学療法士は年収中央値を見た方が、実際の年収を正しく把握できます。
年収中央値は、年収を低い順から並べたときに中央に位置する値
年収中央値とは、すべての理学療法士の年収を低いから順に並べたときに、ちょうど中央(真ん中)に位置する年収値のことです。
収入分布のバランスを示し、極端な高収入や低収入の影響を受けにくいのが特徴になります。
- 全員の年収を低い順に並べ、中央(真ん中)に位置する人の年収値が中央値
- 実際の収入水準を反映しやすいという特徴がある
10人の理学療法士がいた場合、5番目と6番目の人の平均が年収中央値となります。
先ほどの例で例えると、9人が年収350万、1人が1,000万だった場合の年収中央値は350万円です。
9割が年収350万なので、年収中央値は平均年収と比べると年収の実態をより近い値で表していることになりますね。
極端に高収入の人がいても影響を受けにくく、実際に多くの人が貰っているであろう年収値の目安になります。



理学療法士の年収中央値はどのくらい?
結論からお伝えすると、理学療法士の年収中央値は351万円です。
| 性別 | 理学療法士の年収中央値 |
|---|---|
| 男女計 | 351万円 |
| 男性 | 390万円 |
| 女性 | 312万円 |
そしてPTの年収中央値351万円に対して、平均年収は432万円になります。(厚生労働省の令和6年賃金構造基本統計調査より)
この違いが生じる理由は、先ほど解説したように一部の高所得者が平均年収を押し上げているためです。
理学療法士は平均年収と年収中央値で約80万円程の差があることが分かりますね。
- PTの年収中央値は351万円
- PTの平均年収は432万円
このように、理学療法士は平均年収よりも年収中央値の方が正しい実情を表している傾向にあります。



なぜ、理学療法士の年収は中央値が実際の年収値に近いのか
理学療法士は平均年収よりも年収中央値の方が実際の年収値に近いですが、それは何故でしょうか?
その理由は以下の3つです。
- 給与水準の低い病院勤務のPTが多い
- PTは年代別の年収差が少ない
- PTは分野によって年収相場が違う
まず、理学療法士は20代・30代の若手が多く、スキルアップのために年収相場が低い病院勤務のPTが半分以上を占めているからです。
そのため、理学療法士全体の割合で見たときに年収の低い職場で働く人が大多数を占めているので、どうしても平均年収と年収中央値で差が開いてしまいます。



さらに、理学療法士・作業療法士には昇給が少ないというデメリットもあります。
勤続年数を重ねても給料がほとんど増えていかないため、若手でもベテランでも年代による年収差があまりありません。
また、理学療法士は働く職場の分野・領域によっても年収の相場がかなり違ってきます。



上述したように、病院勤務であればおおよそ年収350万円から高くても400万円前後の療法士が圧倒的に多いわけですが、介護・在宅分野で働くPTの中には年収1000万を貰っている方もいます。
介護・在宅分野で代表的な職場は訪問リハビリです。この分野ではインセンティブ制度(出来高制)もあり、平均年収を押し上げるPTが多い傾向にあります。また老健やデイケアで役職や管理職のイスに就き、平均以上の高い年収を貰っている人もいます。
また、大学教授であれば年収1000万円近く稼ぐ人も普通にいますし、保険外で行う自費リハビリ施設で働くPT・OTであれば、それよりもさらに高い年収を稼ぐ人もいます。



このように、理学療法士は一部の高所得者が平均年収をつり上げていますが、実際は低所得者がほとんどなので年収の中央値を見ることが大事なわけです。
そして上述したように、理学療法士や作業療法士は昇給がかなり少ない業界であるため、平均年収よりも年収中央値の方が実情に近いということは、つまりPTは年収中央値である351万円から年収がほとんど上がっていかない人が大多数というわけです。



20代前半から350万円程度の年収を稼いでいれば世間的に見るとそこそこ良い方なのかもしれませんが、、この先30代・40代・50代と年収が全然増えていかないことを考えると、経済的に苦しい未来が待っているかもしれません。
理学療法士が年収を上げるには?
昇給もほとんどなければ、年収の中央値もたったの351万円しかない理学療法士という職業は、どうすれば年収を上げることができるのか?
結論から言うと、医療分野ではなく介護・在宅分野へ転職することが手っ取り早い方法になります。
国が在宅医療を推奨している方針もあって、介護・在宅分野の理学療法士はPTの年収中央値よりも高い年収が稼げる可能性が高いです。
(この辺の話については【理学療法士として勝ち組になるには?】という記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧下さい。)


理学療法士は一般的に、新卒でいきなり訪問リハビリや老健などの職場へ行くことは懸念される傾向にあり、まずは知識や技術を磨くためにスキルアップ目的で病院で経験を積むという選択をする人が多いです。
ですが結局のところ、昇給がないPTという業界で年収を上げるためには、高年収が期待できる職場へ転職するしかありません。
逆に言えば、転職で苦労しづらい理学療法士という仕事は、年収UPが簡単な職業であると考えることもできます。



ただし、リハビリ業界はどんどん供給過多になってきているので、今後を考えると準備は早めにしておくべきです。
理学療法士は将来性もだんだん危しくなってきていますので、副業を実践して個人で生き抜くスキルを磨くのもおすすめです。
» PT/OTにおすすめの副業5選!
【関連記事】


理想の職場を見つける方法についてはこちら。
» PT/OTで理想の職場を見つける方法|条件別におすすめの職場も解説!
理学療法士の給料面についての解説はこちら。
» 給料面が不安なPT・OTが20代の内にやっておくべきこと
理学療法士の年収中央値まとめ
まとめると、理学療法士は平均年収と年収中央値で差があり、PTは平均年収よりも年収中央値を参考にした方が、より実情に近い年収値が把握できます。
今回の内容が、PTとして理想の年収を実現するヒントになっていれば幸いです。
理学療法士の年収中央値は?
- 理学療法士の年収中央値は351万円
理学療法士の平均年収は?
- 理学療法士の平均年収は432万円
年収中央値を参考にするべき理由は?
以下の理由により、平均年収よりも年収中央値の方が実情に近いため。
- PTは若手が多く、年収相場の低い医療機関で働く人が多い
- PTは昇給額が少なく、年代別の年収差が少ない
- PTは働く分野・領域によって年収の相場が異なる
理学療法士が年収を上げるには?
- 病院ではなく介護・在宅分野へ転職する
まずは年収について実態を知らなければ行動も起こせませんし、自分の生活がある程度潤ってないと仕事のモチベーションを保つことも難しくなってきます。
需給バランスの崩れている理学療法士が今後豊かな生活を送っていくためには、早いうちから将来を見据えた行動をすることが本当に大切です。
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