理学療法士・作業療法士を辞めたい人向け|辞めたい理由別の解決方法について解説!

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ペンきち
理学療法士・作業療法士として働いているけど、正直この仕事もう辞めたい…

 

 

実際に現場に出て働いてみると、想像してた仕事内容や待遇と違うといった理由で、PT・OTを辞めたいという人が一定数います。

 

 

今回は理学療法士・作業療法士を辞めたいと思っている方向けに、理由別の考え方や解決方法について解説していきます。

 

 

この記事がおすすめの人
  • 理学療法士・作業療法士を辞めたいと思っている人

 

 

「PT・OTを辞めたい」と思っている方はぜひ最後まで読んでみて下さい。

 

 

目次

理学療法士・作業療法士を辞めたいのか?それとも職場を辞めたいだけなのか?

 

療法士を辞めたい理由は様々かもしれませんが、以下の2つの内どちらに当てはまるのかを考える必要があります。

 

  • PT・OT業界そのものに嫌気がさしているのか?
  • それとも実は職場を辞めたいだけなのか?

 

 

理学療法士・作業療法士の働く職場は病院やクリニック等の医療機関から老健やデイケア・デイサービス、訪問看護などの福祉・介護施設と多岐に渡ります。

 

 

ペンきち
同じ療法士という資格でも実際の仕事内容や考え方、待遇も職場によって様々だよね。

 

 

PT・OTを辞めたい根本的な理由によって、解決方法も変わってきます

 

辞めたいという気持ちが先行して本質を見失っている場合もあるので、まずは職場を辞めたいだけなのか、それともPT・OT業界そのものが嫌なのかを見極めましょう。

 

理学療法士・作業療法士そのものを辞めたいときは?

 

どこの職場だろうが関係なく、そもそもリハビリ業界に嫌気がさしていて理学療法士・作業療法士を辞めたいと思う人もいます。

 

 

この場合はPT・OTとしての業務がどうこうではなく、リハビリ業界の制度や待遇に不満を持っている人がほとんどです。

 

 

その中でも辞めたいと思う理由は人によって様々ですが、よくある典型的な理由は以下の2つです。

 

  1. PT・OTの給料が安すぎる
  2. PT・OTの将来性が不安

 

 

理学療法士・作業療法士の給料が安すぎて辞めたいとき

 

 

ペンきち
PT・OTの給料が安すぎて悩んでいる場合はどうすればいいの?

 

 

結論から言うと

理学療法士・作業療法士の給料が不満で辞めたいのであれば、介護・在宅分野へ転職することで解決します。

 

 

「PT・OTを辞めたい」って思う人の中でも、給料が安すぎるっていう理由が一番多いんじゃないでしょうか。

 

 

療法士は他の仕事と比べると初任給こそ少し高いものの、昇給がほとんどないので年数が経っても給料が全然上がっていきません。

 

 

ペンきち
確かにリハビリ専門職は給料が安すぎる…。高い学費を払って実習・国家試験を乗り越えても薄給すぎてやりがい搾取になってる。

 

 

定年近くになっても年収が400万円を超えない人もいる業界ですから、他職種の平均年収と比べてもかなり低いです。

 

 

実家暮らしや独身であれば細々と暮らしていけますが、結婚して家庭を持ったり老後のことを考えると共働きは必須で金銭的な苦労は尽きないでしょう。

 

 

理学療法士の給料が安い理由については、以下の記事で詳しく解説しています。

» PT・OTの給料実態と給料が安い理由について徹底解説!

 

 

もし病院勤務などで給料の安さに不満があるなら、介護・在宅分野で働くことをおすすめします。

 

 

PT・OTは病院などの医療機関で働く人が多いので業界全体で見ると給料が安いのは確かですが、介護・在宅分野で働く療法士はそこそこ年収が高い傾向にあります。

 

 

ペンきち
なぜ介護・在宅分野の方が給料が高いの?

 

 

ざっくり言えば、今は国が医療費削減の方針であり在宅リハビリが推奨されているためです。

 

理学療法士・作業療法士は若手が多く病院勤務が人気ですので、介護・在宅分野ではまだまだPT・OTの数が不足しています。

 

実際に求人を見ても分かる通り、介護・在宅分野で働く療法士の方が給料水準が高いです。

 

理学療法士や作業療法士が給料を上げる方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

» PT・OTが給料を上げる方法について徹底解説!

 

 

副業で給料アップを狙うというのもおすすめです。本業の他にもう一本収入の柱があれば経済的にも安定しますし、PT・OTに限らず副業はやっていおいた方が良いです。

» PT・OTにおすすめの副業5選!

 

理学療法士・作業療法士の将来性が不安で辞めたいとき

 

 

ペンきち
将来が不安な療法士は今後どうすればいいの?

 

 

将来性を考えた場合でも、上記の給料が安すぎて辞めたい場合同様、今のうちに介護・在宅分野へ転職した方が良いです。

 

 

厚労省のデータによると現時点でも療法士の需給バランスは崩れており、2040年頃には供給数が需要数の約1.5倍になるとあります。

 

厚生労働省 理学療法士・作業療法士の需給推計

 

 

これに関しては国が医療費削減を促している影響で、医療保険・介護保険の制度内で行われるリハビリに制限が設けられているためです。

 

 

実際には「まだリハビリしたいのに期限が切れてできない」、「介護保険サービスを利用しているのでリハビリの実施に制限がある」等、理学療法士・作業療法士の需要自体はまだまだあります。

 

 

しかし、実情としてはリハビリの社会的意義とニーズは高いですが、医療費削減の方針でリハビリの供給自体が制限されている状態です。

 

 

ペンきち
リハビリが受けられない人向けに、最近では自費リハビリ施設なんかも出てきているよね。

 

 

しかし、国が在宅でのリハビリを推奨しているため、病院で働く理学療法士・作業療法士の将来性は薄いというのが正直な見解です。

 

 

医療費削減の影響で、今後はさらに在宅リハビリが推奨される環境になっていくので、将来を考えると早めに介護・在宅分野へ移っておいた方が良いです。

» PT・OTで理想の職場を見つける方法【条件別におすすめの職場を解説!】

 

実は職場を辞めたいだけのときは?

 

「理学療法士・作業療法士を辞めたいな」と思っていても、よくよく考えてみれば今務めている職場を辞めたいだけだったという場合もあります。

 

 

実は職場を辞めたいだけだったという典型的な理由は以下です。

 

  • 人間関係が嫌
  • 休みが少ない
  • 忙しくて残業が多い

 

 

当たり前ですが、同じリハビリの仕事でも環境が異なれば待遇や感じ方も全然違ってきます。

 

1つの職場だけで「この仕事向いてないな」「辞めたいな」とか思うのは早すぎます。

 

休みが少なくて辞めたいとき

 

理学療法士・作業療法士は勤務する職場によって休みの数が全然違います

 

 

休日数は職場によって様々です。

 

  • 年間休日数125日以上
  • 年間休日数110日前後
  • 年間休日数105日以下

 

 

ペンきち
職場によってこんなに差があるんだね!

 

 

  • 年間休日数125日以上

土日祝のカレンダー通りの休み数に加えて、夏季休暇・年末年始休暇、さらに有給取得も可能な目安です。

 

  • 年間休日数110日前後

祝日出勤の場合がほとんどで、加えて夏季休暇・年末年始休暇があるパターンというのが目安。

 

  • 年間休日数105日以下

社畜です。労働基準法の最低ライン。土日以外は全部出勤、もしくは毎週日曜休み+土曜は月1出勤+年末年始休暇などのパターンが目安。

 

 

一番最悪なのは休みが少ない上に給料も安いというパターンです

 

 

時間は資産です。何をするにも、まず時間が必要です。

 

 

理学療法士・作業療法士は給料が安い分、時間だけは絶対に確保した方が良いです。

 

私自身も休みをとても重要視していて、今は完全週休2日制の年間休日135日以上の職場に勤めています。

 

 

ペンきち
収入が増えることはあっても、休日数が増えることはないもんね。

 

 

休日を活かして非常勤のバイトもしており、バイトだけで月7~8万円程の副収入があります。

» PT・OTで効率良く稼ぐなら非常勤でのバイトがおすすめ!

 

他にも副業や投資の勉強をしたり、家事や育児もしながら自分の趣味も楽しんでいます。

 

 

年間休日数125日以上などの優良求人は、普通に探していてもなかなか見つかりません。

 

優良求人は表にはあまり出てこず、裏で非公開求人として出回っているためです。

 

年間休日数を勝ち取るためには、転職エージェントに無料登録して非公開求人を紹介してもらいましょう。

 

 

登録しておけば随時、優良な非公開求人をお知らせしてくれます。

 

 

 

人間関係が嫌で辞めたいとき

 

人間関係の問題は仕事をする上で尽きません。理学療法士・作業療法士の仕事自体は別に嫌でなくても、人間関係が嫌で辞めたいって人は多いと思います。

 

 

これの対策としては、人の多い職場を選ぶことです

 

 

ペンきち
え…? 人間関係が嫌なのに、人の多い職場を選べってどういうこと?

 

 

人間関係がめんどくさくなるのは大抵、人の少ない職場です。

 

人が少なければその分、どうしても嫌な人や合わない人とも関わる機会が多くなってしまいます。

 

そして結果的に、人間関係でのストレスを抱えやすくなるわけです。

 

 

ペンきち
なるほど。ドラマみたいにアットホームで仲の良い職場は現実では少ないんだね。

 

 

反対に、人の多い職場では気の合わない人や嫌な人と深く関わらなくてもいいんです。

 

 

人が多い職場であれば自分と価値観の近い人間や気の合う人もいますから、対人関係でのストレスが少なくなります。

 

つまり、PT・OTとして働く上で人間関係が心配なら、アットホームで人が少ない職場よりも人が多い職場を選んだ方が良いってことです。

 

 

「人間関係が嫌で仕事を辞めたい」って人は、ぜひ参考にしてみて下さい。

» PT・OTで理想の職場を見つける方法

 

忙しくて残業が多いから辞めたいとき

 

残業が多くて夜遅くに帰り、帰ってご飯を食べて風呂に入って寝るだけの生活、職場と家の往復のような生活が日課になってしまうと辞めたくなるのは当然です。

 

 

残業代が全額出るならまだしも、実際のところ残業代が全額出る職場は少ないのが現状で、実質サービス残業なんてところも多いです。

 

 

ペンきち
残業代が出ないのは辛いね。

 

 

残業も多い上に、休日数も少なければもっと最悪です。

 

給料・残業・休日数のバランスは重要です

 

 

安月給でサービス残業、休みも少ない。そんなやりがい搾取になっている職場はさっさと辞めた方が今後のためです。

» PT・OTで理想の職場を見つける方法【条件別におすすめの職場を解説!】

 

療法士としての仕事自体が嫌で辞めたいとき

 

療法士としての仕事自体が嫌で辞めたいって人も中にはいると思います。

 

よくあるのは「思っていた仕事と違った」や「できることの限界を知った」等です。

 

 

そんな場合には他の分野・領域を経験することで見える景色は違ってくるはずです。

 

 

ペンきち
理学療法士・作業療法士が活躍できる分野・領域は幅広いもんね。

 

 

実際に私自身も、初めは急性期・回復期のリハビリしか知りませんでしたが、維持期・生活期での仕事を経験することで多角的な見方や考え方ができるようになり、楽しさややりがいを感じる場面も増えました。

 

学生の頃はPT・OT業界の良いところだけを基本的に仕込まれます。理学療法士・作業療法士という仕事の裏側なんかは、しばらく現場で働いてからようやく見えてくるものです。

 

 

もし仕事内容に不満があるなら、異なる分野・領域を最低3つくらいは経験してから判断することをおすすめします。

 

 

» PT・OTの仕事が面白くない原因と対応策について解説

» PT・OTで理想の職場を見つける方法

 

まとめ:行動しなければ変わらない

 

 

今回は理学療法士・作業療法士を辞めたいと思っている人向けに、考え方や解決方法について解説しました。

 

 

まず、理学療法士・作業療法士を辞めたいと思っている人が考えるべき2つのポイントは以下です。

 

  • PT・OTという仕事そのものを辞めたいのか?
  • 今の職場を辞めたいだけなのか?

 

理学療法士・作業療法士そのものを辞めたいと思う典型的な理由は以下です。

  • PT/OTの給料が不満
  • PT/OTの将来性が不安

 

PT・OTとしての給料や将来性が不安な場合は?

  • 介護・在宅分野へ転職する

 

実は職場を辞めたいだけだったという場合に当てはまる典型的な理由です。

  • 人間関係が嫌
  • 休みが少ない
  • 忙しくて残業が多い

 

職場の人間関係が嫌で辞めたいときは?

  • リハビリ専門職の多い職場で働く

 

休日数が不満で辞めたいときは?

  • 年間休日数を目安に福利厚生の良い職場で働く

 

忙しい上に残業が多くて辞めたいなら?

  • 定時上がりの職場、もしくは年間休日数の多い職場へ転職する

給料・残業・休日数のバランスは超重要

 

療法士としての仕事自体が嫌で辞めたいときは?

  • 他の分野・領域を経験することで見える景色が違ってくる

異なる分野・領域を最低3つくらいは経験してから判断した方がいい

 

 

結局、PT・OTを辞めたいって思う人は、ほとんどが「給料が安い」や「将来性が不安」っていう理由の人が多いと思います。

 

他の理由だったら理学療法士・作業療法士が原因じゃなくて、職場が嫌で辞めたいと思っているだけです。

 

 

どんな理由でも行き着くところは転職っていう解決方法になるんですが、大切なのは自分の求める環境が得られるように、職場を選ぶ基準やコツをよく理解しておいた方が良いということです。

 

 

療法士は転職してこその資格です。かつ転職して経験を積むことで個人としてもスキルアップしていける、むしろ色んな職場を経験している方が評価される場合もある、そんな資格です。

 

 

ペンきち
他の一般的なサラリーマンだったら環境を変えるっていう選択はハードルが高そうだけど、療法士は転職が簡単にできるっていうのが一番の強みだもんね。

 

 

理学療法士・作業療法士を辞めたいと思っている人は今回話した内容を参考にして、ぜひ行動してみて下さい

 

 

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