理学療法士・作業療法士は働く場所によって待遇や業務内容も大きく異なってきます。
今回はPT・OT向けに理想の職場を探す方法と、おすすめの職場を条件別に紹介していきます。
- 自分に合うPT/OTの職場が分かる
- PT/OTの職場ごとの特徴が分かる
- PT/OTで良い条件の職場を探すコツが分かる
まずは仕事に対する優先順位を考えよう
あなたは仕事をする上で何が一番大切ですか?
- 給料
- 休日数
- 人間関係
- 残業の有無
- 福利厚生
- やりがい
- スキルアップ
- 育児や家庭との両立
etc…職場を選ぶ基準って色々ありますよね。
まずは仕事に対して何を重要視するのか、優先順位を考えてみましょう。
意外と見落としてる条件も出てくるかもしれません。
PT・OTの非公開求人を探そう
職場を探す際は、PT・OTの転職支援サービスを活用した方が良いです。
これの旨みは何と言っても、一般の求人サイトには載っていないような非公開求人を取り扱っていることです。
非公開求人とは、一般の求人サイト等の誰でも見れる求人とは違って、転職支援サービスに登録した人だけが求人の閲覧、紹介を受けることができる特別な求人のことです。
非公開求人は好条件の求人が多いということが最大のメリットです。
なぜ求人を非公開にするのか?
求人を非公開にする理由は主に以下の3つです。
- 選考をスムーズに進めるため
- 欲しい人材を採用したい
- 欠員補助等で早く採用したい
良い条件の求人は応募が殺到するため、採用側は面接の手間を避けるために好条件の求人を非公開とすることがあります。
また、「1人だけや若干名」など欲しい人材とマッチする人を募集したい場合にも、採用側は効率化を図るために非公開求人とする場合が多いです。
あるいは欠員補助などで早く専門スキルを持った人を採用したい場合にも、一般公開にするより即時性を求めて転職支援サービスへ依頼されることがあります。
このように、好条件の求人は裏で非公開求人として出回っているわけです。
逆に一般に公開されている、「とにかく人が足りない!誰でもいいからとりあえず来てくれ!」というような質の悪い求人は避けたいところです。
PT・OTの転職支援サービスへ登録しておくと、優良な非公開求人の情報を随時お知らせしてくれます。
PT・OTにおすすめの職場(条件別)
私の経験も踏まえて、PT・OTにおすすめの職場を条件別に紹介します。
以下、おすすめの職場(条件別)です。
- 給料を重視するなら訪問リハビリ
- 育児と両立するならデイサービス
- 給料そこそこで残業も少ない老健
- ゆったりした環境ならデイケア
- 福利厚生、スキルアップなら病院
給料を重視するなら訪問リハビリ
PT・OTとしてそこそこ稼ぎたいなら訪問リハビリ一択ですね。
訪問サービスは病院のリハと比べると、診療報酬・介護報酬が高く設定されているからです。
医療費削減という政策のため、国は病院での医療から在宅介護へ促そうという方針です。
だからその分、訪問リハビリのPT・OTは給料が高い傾向にあるわけです。
さらに、訪問リハビリには訪問件数に応じて追加で金額が支給されるインセンティブ制度(出来高制)があります。
頑張れば頑張るほど件数に応じた報酬が貰えるので、年収600万円も狙える働き方です。
また、訪問リハビリは対象となる利用者の生活環境がより深く見えるため、個人に寄り添ったリハビリができるのも魅力の一つです。
下記のリンクからPT/OT/ST専門の転職エージェントに登録すると、優良求人を見ることができます。
登録・利用は無料です。
【関連記事】
» 訪問リハビリの仕事はきつい?【訪問リハビリがきついと言われる理由を解説!】
福利厚生/スキルアップ/交友関係なら病院
病院はメリットとデメリットがはっきりしている職場です。
病院勤務のメリット
- スキルアップできる
- やりがいがある
- 人が多く色んな出会いがある
- 福利厚生が充実している
病院勤務のデメリット
- 給料が安い
- 残業が多い
病院で働くメリットとしては、やはり色々な経験を積んでスキルアップできることです。
やりがいを感じやすい環境ですし、知識や技術の向上はもちろんとして色んな人と関わることで交友関係が広がります。
時には恋愛や結婚に発展するような出会いもあるかもしれません。
また、病院は福利厚生が充実しているのも魅力的です。
住宅手当・通勤手当、産休・育休制度、有休消化やリフレッシュ休暇など、病院勤務は手当てや制度が充実していることが多いです。
病院での職場選びのポイント3つ
- スタッフの人数
- 年間の休日数
- 残業代の有無
病院で働くなら、ある程度規模の大きい病院を選ぶようにして下さい。
人間関係や有休の取りやすさ等、人数が多い職場の方が何かと利点が多いです。
また、給料は大差なくても年間休日数は病院によってかなりバラつきがあるので、しっかり確認しましょう。
残業代が出るかどうかも見ておきましょう。
給料が安い病院勤務でも、働くメリットは意外と多かったりします。
ゆったりした環境で働きたいならデイケア
病院での勉強会やサービス残業が嫌だ!っていう人はデイケアのゆったりした環境で働くのがおすすめです。
デイケアの魅力は主に以下の3つです。
- 明るい雰囲気の職場が多い
- 知識や技術で評価されない
- 残業が少ない
デイケアは上述したデイサービスと同じく、障害受容できている利用者が多いので明るい雰囲気の職場が多いです。
ぶっちゃけ病院よりは気楽に働けると思いますし、残業もほとんどありません。
ゆったりした職場で働きたいという人には、デイケアがおすすめです。
給料はそこそこで残業も少ない老健
PT・OTはまだまだ病院等の医療機関に勤務する人が多く、老健などの介護施設には人が集まりにくいです。
その分、老健は給料が高めに設定されているので年収500万円くらいの求人とかもあります。
病院などに比べると残業が少ない傾向にあるのも特徴ですね。
残業が少なくて病院で働くよりも給料が良いので、待遇面でおすすめできる職場です。
育児や家庭と両立するならデイサービス
育児や家庭との両立がしたい方はデイサービスで働くのががおすすめです。
デイサービスがおすすめの理由は以下の3つです。
- 急な欠勤でも周りの理解がある
- 融通が利きやすい環境
- 業務でのストレスは少なめ
デイサービスで働くスタッフは家庭を持っている人も多く、子供が熱を出して急に休まなければならないとき等でも周りの理解が得られやすい環境です。
デイサービスはそもそもリハビリが中心の施設ではないため、急な欠勤や早退でも対応可能なことが多く、家庭持ちのスタッフも多いので急に休んだとしてもお互い様という状況になりやすいのです。
残業もないところが多いですし、時短勤務等の融通も利きやすいので子育て世代にはおすすめできます。
また勉強会や症例発表もなく、リスクの高い人を相手にすることも基本的にないので、業務的なストレスは病院と比べると少ないです。
病院とは違って利用者さんも障害受容できている方が多く、明るい雰囲気なのも特徴ですね。
私の妻も実際にデイサービスで勤務していますが、ほんとに融通が利きます。
まとめ:自分に合った職場で働くことが大切
今回はPT・OT向けにおすすめの職場(条件別)について解説しました。
理想の職場を見つける方法は?
- 条件の優先順位を明確にする
- 非公開求人を探す
PT・OTにおすすめの職場(条件別)は?
- 給料重視なら訪問リハビリ
- 福利厚生、スキルアップなら病院
- ゆったりした環境ならデイケア
- 給料そこそこで残業も少ない老健
- 家庭と両立するならデイサービス
今回紹介した職場ごとの特徴・傾向を踏まえて、ぜひ良い条件・良い環境での就職・転職を成功させて下さい。